九州新幹線全通後 新幹線ダイヤの予想

 最終更新日:2010.12.11

 本項目は管理人の主観の予想によるもので、公式のものではありませんのでご容赦下さい。
 ※2010.12.17 ダイヤが発表されました。

 800系は9編成体制で全線開業に臨む。一方N700系7000番台はJR西日本19編成、JR九州9編成(8000番台のようだが、ここでは「7000番台」に表現を統一する)の合わせて29編成体制となる。新大阪〜鹿児島中央間相互の所要時間は次の通りとなっている。

  新大阪 博多 熊本 鹿児島中央
新大阪 2時間45分
(ひかり Rail Star実績)2時間23分
(300km/hのぞみ実績)
3時間20分(さくら)
3時間5分(みずほ)
4時間(さくら)
3時間47分(みずほ)
博多 2時間45分
(ひかり Rail Star実績)2時間23分
(300km/hのぞみ実績)
40分 1時間20分
熊本 3時間20分(さくら)
3時間5分(みずほ)
40分  
鹿児島中央 4時間(さくら)
3時間47分(みずほ)
1時間20分 34分

 私としては個人的には第一案を希望したいところであるが、新聞報道を見る限りでは、2010年9月現在、第二案(直通1時間1本ベ−ス)となるのが有力である。


第一案:「さくら」 鹿児島中央まで1時間2本

【新大阪〜鹿児島中央間】

 直通列車「さくら」はN700系7000番台専従になる見通しである。新大阪〜鹿児島中央間4時間運転、終着駅1時間折り返しだと例えば新大阪駅朝6:00に出た編成の次の同駅発16:00発となる。ここで、1時間間隔なら10編成、30分間隔なら20編成が必要。29編成なら時間帯によっては3本運転もあるだろう。新大阪6:00発以降30分間隔で運転されるとすれば、鹿児島中央行きの最終は20:00、熊本行きは20:30あたりとなるだろう。もっとも、現在の「のぞみ」のスジが全通後もそのままだとすれば、「さくら」のダイヤは現在の「ひかり Rail Star」と同じであるのが最も好都合なわけで、昼間の新大阪発は22分発と59分発になるのではないか。

 山陽区間では「ひかり Rail Star」の実質置き換えとなるだろう、同列車は現在臨時を含め25往復が運転され、新大阪発は1時間4本の時間帯がある。「さくら」を名乗るかどうかは分からないが、N700系7000番台では、山陽区間のみ、具体的には新大阪〜広島間などの運転も出てくるだろう。山陽区間の速達列車だけに、700系7000番台を残すわけにはいかない。500系ともども、700系7000番台は九州新幹線全通後は「こだま」専従となるだろう。

【博多〜鹿児島中央間】

 N700系の運転本数と所要時間の兼ね合いより「さくら」は30分間隔が基本と仮定しよう。では「つばめ」は…「つばめ」は博多〜鹿児島中央間最速1時間20分のため、博多30分、鹿児島中央40分折り返しと仮定すると博多発6:00の編成は同駅発10:00となるため、1時間間隔なら4編成、30分間隔なら8編成が必要。熊本発着専従なら例えば博多発6:00の編成の次は同駅発8:00のため、2編成で済む。となると、鹿児島中央発着と熊本発着が1時間間隔で運転されることになる編成数(実働4+2=6編成)ではないか。新大阪〜鹿児島中央間「さくら」が1時間2本、博多〜鹿児島中央間「つばめ」1時間1本、博多〜熊本間「つばめ」1時間1本の体制となるのではないか。このほかに現在でも運転されている川内、新水俣発着なども登場するだろう。

これらをまとめると、例えば昼間1時間あたりのダイヤは次のようになるのではと管理人は予想する。
(2010.4.30 筑後船小屋、新玉名は1時間1本停車に変更)

第一案下り さくら速達型A つばめ熊本行きB さくら途中駅停車型C つばめ鹿児島中央行きD
新大阪 11:59  (「のぞみ」12:09) 12:22  (「のぞみ」12:45)
新神戸 12:13   12:35  
姫路   12:52  
岡山 12:46   13:14  
福山 13:03   13:31  
広島 13:29   13:55  
徳山   14:19  
新山口 14:01    
小倉 14:22   14:49  
博多 14:39/14:41 14:53
(新大阪12:09→博多14:44「のぞみ」から接続)
15:06/15:08 15:22
(新大阪12:45→博多15:13「のぞみ」から接続)
新鳥栖
(上下待避可能)
停車 停車 停車
久留米 停車 停車 停車
筑後船小屋
(下り待避可能)
停車
新大牟田 停車 停車 停車
新玉名 停車
熊本
(上下待避可能)
15:21 15:59 16:03 16:17/16:23
(速達型さくらA待ち合わせ)
新八代   16:34
新水俣
(上り待避可能)
  16:49
出水   16:56
川内 通過もしくは15:43   16:35 17:08
鹿児島中央 16:01もしくは16:05   16:48 17:21

 

第一案上り さくら速達型E つばめ鹿児島中央始発F さくら途中駅停車型G つばめ熊本始発H
鹿児島中央 11:42もしくは11:38 11:25 12:00  
川内 通過もしくは11:51 11:38 12:13  
出水 11:50  
新水俣
(上り待避可能)
11:57/12:00
(速達型さくらA待ち合わせ)
 
新八代 12:12  
熊本
(上下待避可能)
12:22 12:33 12:44 12:50
新玉名 停車
新大牟田 停車 停車 停車
筑後船小屋
(下り待避可能)
停車
久留米 停車 停車 停車
新鳥栖
(上下待避可能)
停車 停車 停車
博多 13:02/13:04 13:25
(博多13:30→新大阪15:58「のぞみ」へ接続)
13:39/13:41 13:55
(博多14:00→新大阪16:35「のぞみ」へ接続)
小倉 13:22   13:58  
新山口 13:41   13:19  
徳山    
広島 14:15   14:51  
福山 14:40   15:16  
岡山 14:58   15:34  
姫路   15:55  
新神戸 15:31   16:12  
新大阪 15:44  (「のぞみ」15:58) 16:27 (「のぞみ」16:35)

※博多〜新八代間では、停車駅1駅増えるごとに所要時間が5分延びると仮定。

※新大阪〜博多間は現在のダイヤを転記(上りGは昼間ではなく、「ひかり576号」を参考)している。

※筑後船小屋(羽犬塚、瀬高など)、新玉名は1時間1本停車。現在「リレーつばめ」「有明」で大半が1時間2本以上停車していることから、不便になる。

※鹿児島中央発着「つばめ」下りD、上りFは博多〜鹿児島中央間を2時間要しており、現行の「リレーつばめ」利用の場合の最速2時間12分より10分程度短縮しているに過ぎない。もっとも「さくら」は1時間20分または1時間40分で走っているため、「つばめ」の遅さはあまり問題にはならないと思うが、第二案のように1時間2本あるうちの片方の「つばめ」がこの所要時間では「さくら」と大きく見劣りするのではないか。

【博多駅11・12番線の利用について】

 結論から言うと、11番線は「つばめ」折り返し、12番線は下り「さくら」発車。だが、上り「さくら」は13番線発車ではあるまいか。

 九州新幹線のホームは、原則博多駅11・12番線を使用することとなる。11番線は8連対応の行き止まり式、12番線は16連対応である。となると、11番線は「つばめ」折り返し、12番線は「さくら」が利用することとなる。当駅発着は行き止まり、直通列車は棒線を使用するという例は山形新幹線の山形駅に似ている。なお、上記ダイヤ予想では、AとGがぶつかってしまうが、11・12番線を「九州新幹線」という案内を徹底すれば、上りのみ13番線発着としても乗客の混乱は少ないと思われる。いや、小倉方向は「さくら」であっても13・14番線を主体に発着させるのが望ましいのではあるまいか。

 そこで、「のぞみ」と「つばめ」の接続である。できれば同一ホームで接続させるのがよいだろうが、11・12番線は「つばめ」が折り返し下り「さくら」が発車するだけでも多数発着するため、それだけの本数での乗り換え客をさばききれるホームではない。やはり「のぞみ」と「つばめ」は現在の新大阪での「ひかり Rail Star」と「のぞみ」「ひかり」などと同様、5分程度と短いが別ホーム乗り換えとなるのではあるまいか。

 なお、上記予想ダイヤでは、鹿児島中央での「さくら」、博多、熊本、鹿児島中央での「つばめ」は全て30分以内の折り返しで車内清掃が可能となる。


第二案:「さくら」1時間1本 鹿児島中央発着1時間2本(2010.9.28一部修正)

現段階では、こちらの方が濃厚である。

上記はN700系7000番台が直通専従と仮定し、N700系7000番台と800系の編成バランスを考慮した結果である。

しかし新聞記事や定例会見などによると、

・博多〜熊本間1時間4本、熊本〜鹿児島中央間1時間2本

・「さくら」は「1時間に最低1本は走らせたい」

・筑後船小屋、新玉名は1時間1本停車

・N700系7000・8000番台の合わせて29編成の新製が、全通時に間に合わない予定。

 新大阪〜鹿児島中央間で1時間2本も走らせる需要があるのか?しかし、1995年1〜4月の兵庫県南部地震による長期不通で、JR九州の在来線利用は落ち込み、1994年度は赤字を計上した。これは言い換えれば山陽新幹線からの直通(博多での乗り換え)需要が多いことに尽きる。

 最新の新聞報道等では、「さくらは1時間1本」、「鹿児島中央は1時間2本乗り入れ、うち1本はさくら」などと報じられている。

 N700系7000番台は29編成(西日本19編成、九州10編成)も造られるのに対し、800系は9編成しかない。N700系7000番台が「さくら」(つまり山陽直通)専従、800系が「つばめ」(つまり博多以南のみ運転)専従となれば、「博多〜熊本間1時間4本」「山陽直通1時間1本は走らせたい」という2つの条件を満たすのは難しい。そこで、「さくら」「つばめ」を車両で分けるのではなく、N700系7000番台が「つばめ」(つまり博多以南のみ運転)も多く充当され、直通列車「さくら」が山陽新幹線直通の名称であるという考えに立てば理解はできる。

 N700系7000番台では自由席は5列でマイナス要因こそあるものの、グリーン車がついている、指定席は豪華4列座席、喫煙室設定など、オール木が土台、喫煙スペースなしの800系と比較して異なる要素を持っているが、大きな特徴は輸送力が大きいことにある。800系は384名(5号車多目的室設置後)、N700系7000番台は546名と大きな開きがある(自由席では800系は186名に対しN700系7000番台は245名と大きな開きがある)。ただし、九州では福北間以外では5列座席は初。果たしてB席にうまくおさまるだろうか?現在の800系は平均利用率3割というが直通運転による需要増で列車によっては「つばめ」であっても800系では賄いきれないものも出てくるだろう。何しろ「つばめ」での博多接続は16連の「のぞみ」を引き受けるからである。

 また、JR西日本の車両基地は博多のみ、JR九州でも現在の川内より大きい熊本がある。N700系7000番台は検査を受ける、車庫入りするなどの都合もあるため、ずっと「さくら」新大阪と鹿児島中央を行ったり来たりするだけの運用になるとは考えにくい。

 博多を直通する「さくら」に対し、当然ながら「つばめ」は「のぞみ」との接続を考慮するに違いない。「さくら」が現行「ひかり Rail Star」と同じダイヤで走るとすれば、「のぞみ」より安い「ひかり」料金で計算するだろう。とすると、博多で乗り換えを要する「つばめ」「のぞみ」利用の方が割高になっては困る。山陽〜九州新幹線直通の場合、「のぞみ」利用であっても「ひかり」と同じ料金で計算する特例を設ければよいだろう。

 また新大阪〜熊本間3時間20分を標榜するあたり、熊本発着「さくら」も一部設定されるのではあるまいか。

 しかし、山陽直通が1時間1本で、博多〜熊本間1時間4本というのでは、小倉直通でも設定されない限り、博多駅では1時間3本の新幹線が折り返す。これを11番線と12番線で賄うのだろうか。あるいは11番線での折り返しはそのまま据え付けるのではなく、必ず回送して1時間3本折り返しができるようにし、博多で接続する下り「のぞみ」も12番線とするのが一番利便性がある施策だろうか。

 現在も鹿児島中央まで1時間2本は設定されているため、「さくら」が1時間1本となれば、もう1本は鹿児島中央発着「つばめ」だろう。一方で、現在でも川内には1時間2本停車している。このため、「さくら」を速達化したところで、川内停車は必然的である。遠方からの速達化で川内を通過にすると、川内〜鹿児島中央間の利用は1時間1本のみと不便となる。

 さて、この案だと現在「ひかり Rail Star」のスジは1時間1本のみ「さくら」となるだけで、引き続き「ひかり Rail Star」は運転されるのだろうか。2010.3.13改正で昼間を中心に少なくなったとはいえ、新大阪〜博多間は原則1時間2本運転されている「ひかり Rail Star」。九州新幹線全通後も「ひかり」に限り一部は「こだま」に転用こそすれ700系7000番台は君臨するのだろうか。それとも、700系7000番台は100系を置き換えるべく「ひかり」から引退して「こだま」のみに専従し、N700系7000番台は山陽のみの運転にも進出し、その列車は「ひかり」と標榜するのだろうか。となれば、「さくら」の山陽での特急料金は「ひかり」と同額になるだろう。というよりも、技術的に問題なければ、500系はオール電動車なので、わざわざN700系を新造しなくても一部座席などを交換したうえでそれこそ「さくら」として返り咲いた方がよかったのではないか。

 速度到達での見劣りがないよう、鹿児島中央発着は「ひかり」ではなく「のぞみ」に接続するのが好ましいと思える。こうすると

第二案下り さくら速達型I
※N700系7000番台
つばめ熊本行きJ
※800系
つばめ鹿児島中央行き行きL
※N700系7000番台
つばめ熊本行きK
※800系
新大阪 11:59  (「のぞみ」12:09) (ひかり(旧レールスター)12:22)  (「のぞみ」12:45)
新神戸 12:13    
姫路    
岡山 12:46    
福山 13:03    
広島 13:29    
徳山    
新山口 14:01    
小倉 14:22    
博多 14:39/14:41 14:50
(新大阪12:09→博多14:44「のぞみ」から接続)
15:11
(新大阪12:22→博多15:06「ひかり」から接続)
15:22
(新大阪12:45→博多15:13「のぞみ」から接続)
新鳥栖
(上下待避可能)
停車 停車
久留米 停車 停車
筑後船小屋
(下り待避可能)
停車
新大牟田 停車 停車
新玉名 停車
熊本
(上下待避可能)
15:17 15:45 15:47 16:09
新八代   16:01  
新水俣
(上り待避可能)
  16:15  
出水   16:22
川内 15:55   16:35
鹿児島中央 16:08   16:48  

※筑後船小屋の各駅停車タイプでは待避とせざるをえない。こうすると博多〜熊本間は1時間20分となり、筑後船小屋、新玉名に停車しているといえども「リレーつばめ」の最速1時間14分とたいして変わらない。

※KがIを待避するのは新八代が最も有効だが、新八代の下りホームの11番線は営業列車として使用せず、保守車両の退避用として使用する見通しである。よって下り熊本以南では鹿児島中央まで逃げ切れない。このためどうしても熊本行きが2連続で発車する体系にせざるを得ない、なお、この案の方が川内での乗車チャンスはほぼ均等に30分間隔である。

※ちなみに、川内からの鹿児島中央行きは現在佐賀・久留米・鳥栖、小倉以西発の博多行き在来線特急で導入されているように指定席の空席に座れるサービスが行われるかもしれない(かつて山陽新幹線の小倉発博多行きがそうであったが、「のぞみ」大増発の2003.10.1改正で廃止となった)。

※鹿児島中央発着「つばめ」下りK博多〜鹿児島中央間を2時間要しており、現行の「リレーつばめ」利用の場合の最速2時間12分より10分程度短縮しているに過ぎない。もっとも「さくら」は1時間20分または1時間40分で走っているため、「つばめ」の遅さはあまり問題にはならないと思うが、第二案のように1時間2本あるうちの片方の「つばめ」がこの所要時間では「さくら」と大きく見劣りするのではないか。

第二案上り さくら速達型M
※N700系7000番台
つばめ熊本始発N
※800系
つばめ鹿児島始発Q
※N700系7000番台つばめ
一部時間帯は熊本発着さくら
熊本始発P
※800系
鹿児島中央 11:36   11:59
川内 11:51   12:12
出水   12:25
新水俣
(上り待避可能)
12:32  
新八代   12:47
熊本
(上下待避可能)
12:27 12:30 13:01 13:08
新玉名 停車
新大牟田 停車 停車
筑後船小屋
(下り待避可能)
停車
久留米 停車 停車
新鳥栖
(上下待避可能)
停車 停車
博多 13:02/13:04 13:25
(博多13:30→新大阪15:58「のぞみ」へ接続)
13:36
(博多13:41→新大阪16:27「ひかり」へ接続)
13:55
(博多14:00→新大阪16:35「のぞみ」へ接続)
小倉 13:22   13:58  
新山口 13:41   13:19  
徳山    
広島 14:15   14:51  
福山 14:40   15:16  
岡山 14:58   15:34  
姫路   15:55  
新神戸 15:31   16:12  
新大阪 15:44  (「のぞみ」15:58) (ひかり(旧レールスター)16:27) (「のぞみ」16:35)

※ちなみに博多〜新八代間は1時間10分強。2010年3月、JR九州バス、宮崎交通、九州産交バスは全通後に新八代〜宮崎間の高速バスを運行すると発表している。福岡〜宮崎間「フェニックス」より1時間早くなるというが、新八代での停車本数が1時間1本しかなく、接続する新幹線が途中駅停車タイプだと果たして「1時間早くなる」が実現できるだろうか?

※この案だと「つばめ」が博多11番線でそのまま折り返でるのは鹿児島中央発着だけである。しかし、下りは11・12番線発車だが、上りまでそうする必要はない。というよりも、下りは九州新幹線用で11・12番線に統一し、上りは13〜16番線発車の方が利用者に分かりやすいのではないか。「のぞみ」も下りは12番線で到着後回送、上り発車は13・14番線を使い、上り「つばめ」も13・14番線に発着させて同一ホーム乗り換えとするのが望ましい。ただこの場合、博多駅では上り側も下り側も平面交差を伴う。


第二案より 最速達型「みずほ」設定について

 2010年8月下旬より、「ひかり Rail Star」の延長で九州新幹線に乗り入れるのが有力とされている「さくら」では新大阪〜鹿児島中央間4時間では、航空機対策にかなわない、または直通による航空機対策の効果を最大限に発揮するために、「のぞみ」が延長されるベースたる「みずほ」が朝夕限定で登場すると新聞で報道される。「みずほ」の停車駅は新神戸、岡山、広島、小倉、博多、熊本と最小限に抑えることにより、新大阪〜鹿児島中央間は最速3時間47分となる。

 2010年9月現在でも、各新聞報道によれば、第二案、つまり直通は1時間1本ベースである見通しだ。このことと、「みずほ」が朝夕限定であることからすると、1時間1本「さくら」で、現行「ひかり Rail Star」が1時間2本運転される時間帯のもう1本が「みずほ」になるのではと考えられる。

 現在でも川内は新幹線が1時間2本停車している。「みずほ」は川内通過だが、「さくら」は停車するので、「つばめ」はその時間帯でも1時間1本設定し、熊本以南で1時間3本運転の時間帯が発生することになる。


停車駅をめぐっては

 JR西日本では航空機対策の観点より停車駅を絞りたい意図があり、JR九州では沿線自治体から停車要望が多く寄せられ停車駅を多くしたい意図がある。

 現行の在来線の例でいうと、JR九州で1時間2本程度運転されている「つばめ」「リレーつばめ」「ソニック」は、昼間は速達型と途中駅停車タイプ交互だが、朝夕は朝下りを除き全て途中駅停車タイプとなる。一般列車では鹿児島本線の快速が西小倉、遠賀川、古賀、福工大前、千早、大野城、原田、荒木で順次停車駅が増えているし、筑豊本線・篠栗線は電化時に筑後大分が追加されている。

 JR西日本でも「サンダーバード」「くろしお」で朝上り、夕下りで増加傾向にある。一般列車では背景こそ違えでも関空・紀州路快速(三国ヶ丘、紀伊、六十谷)、大和路快速(久宝寺)、片町線快速(星田)、福知山線快速(西宮名塩、中山寺)、新快速(高槻、尼崎、芦屋)で停車駅を増やしている。新幹線でも「のぞみ」(新神戸、姫路、福山、徳山、新山口)、「ひかり Rail Star」(三原、新下関)で増加傾向にある。途中駅の新規停車増加はJR九州のようにパターン化はしていない。

 両者の停車駅選定・増加の実績は上記の通りなので、直通運転をするとなれば停車駅を増やす傾向にあるのは間違いないだろう。ただし新たに設定する種別が最速達型「みずほ」だと状況は異なる。

【現在の「ひかり Rail Star」をベースにした九州新幹線直通列車の時刻予想】

下り 新大阪 博多 停車駅 熊本 停車駅 鹿児島中央  
               
               
               
みずほ 6:00 8:29
8:23/8:25
なし 9:07 なし 9:47 のぞみ601号置き換え
さくら 6:05 8:54/8:56 なし 9:36 川内 10:20  
みずほ 6:25 9:13
8:50/8:52
なし 9:32 なし 10:12  
さくら 6:50 9:35/9:37 なし 10:17 川内 10:57  
みずほ 7:35 9:58/10:00 なし 10:42 なし 11:22 ひかり491号置き換え
さくら 8:02 10:45/10:47 なし 11:25 川内 12:05  
みずほ 8:35 10:58/11:00 なし 11:42 なし 12:22 ひかり495号置き換え
さくら 8:59 11:40/11:42 なし 12:21 川内 13:05  
みずほ 9:29 12:06
11:52/11:54
なし 12:36 なし 13:16 のぞみ7号置き換え
さくら 9:59 12:40/12:42 なし  13:21 川内 14:05  
みずほ 10:22
10:29
13:06
12:52/12:54
なし 13:36 なし 14:16 のぞみ13号置き換え
さくら 10:59 13:40/13:42 なし 14:18 川内 15:09  
    13:50 各停 14:45      
    14:11 なし 15:47 各停 15:48  
    14:22 鳥久大 15:09      
さくら 11:59 14:39/14:41 なし 15:17 川内 16:08  
    14:50 各停 15:45      
さくら 12:22 15:06/15:11 なし 15:47 各停 16:48  
    15:22 鳥久大 16:09      
    15:41 なし 16:17 各停 17:18  
    15:50 各停 16:45      
さくら 13:22 16:06/16:11 なし 16:47 川内 17:38  
    16:22 各停 16:15      
    16:41 なし 17:17 各停 18:18  
    16:50 鳥久大 17:37      
さくら 14:22 17:06/17:11 なし 17:48  川内 18:39  
    17:22 各停 18:15      
    17:41 なし 18:17 各停 19:18  
    17:50 鳥久大 18:37      
さくら 15:22 18:05/18:11 なし 18:48 川内 19:40  
    18:22 各停 19:15      
    18:41 なし 19:17 各停 20:19  
    18:50 鳥久大 19:37      
さくら 16:22 19:06/19:11 なし 19:48 川内 20:40  
    19:22 各停 20:15      
さくら 16:59 19:40/19:41 なし 20:18   21:19  
    19:50 鳥久大 20:37      
さくら 17:59 20:40/20:41 なし 21:21 川内 22:05  
みずほ 18:22
18:29
21:05
20:52/20:54
なし 21:36 川内 22:16  
さくら 18:59 21:40/21:42 なし  22:21 川内 23:05  
みずほ 19:29 22:03
21:52/21:54
なし  22:30 川内 23:21 のぞみ53号置き換え
さくら 19:59 22:40/22:42 なし 23:20 なし 23:59  
みずほ 20:29 23:02
22:52/22:54
なし  23:30 熊本止め のぞみ59号置き換え
ひかり 20:59 23:46 博多止め 在来線有明が接続?      

 

上り 鹿児島中央 停車駅 熊本 停車駅 博多 新大阪  
ひかり     在来線有明から接続? 博多始発 6:04 8:54  
みずほ 熊本始発 6:00 なし 6:38
6:37
9:15 のぞみ6号置き換え
つばめ     6:04 各停 6:59  
さくら 熊本始発 6:39 なし 7:04 9:44  
みずほ 6:15 なし 6:56 なし 7:38 10:15
10:01
のぞみ12号置き換え
さくら 6:35 川内 7:27 なし 8:04 10:44  
               
  6:59 各停 8:01 なし 8:36    
               
さくら 7:35 川内 8:27 なし 9:04 11:44  
               
さくら 8:08 川内 9:00 なし 9:37 12:21  
さくら 9:08 川内 10:00 なし 10:37 13:21  
      10:02 各停 10:55    
  9:30 各停 10:22 なし 10:59    
      10:38 大久鳥 11:25    
さくら 10:08 川内 11:00 なし 11:37 14:21  
さくら 11:08 川内 11:58 なし 12:35 15:21  
さくら 12:08 川内 12:58 なし 13:35 16:21  
さくら 12:38 川内 13:27 なし 14:04 16:44  
みずほ 13:16 なし 13:58 なし 14:40 17:15
17:03
のぞみ42号置き換え
さくら 13:38 川内 14:30 なし 15:04 17:44  
みずほ 14:16 なし 14:58 なし 15:40 18:15
18:03
のぞみ48号置き換え
さくら 14:38 川内 15:22 なし 16:04 18:44  
みずほ 15:16 なし 15:58 なし 16:40 19:15
19:03
のぞみ54号置き換え
さくら 15:38 川内 16:22 なし 17:04 19:44  
みずほ 16:16 なし 16:58 なし 17:41 20:27
20:03
 
さくら 16:38 川内 17:22 なし 18:04 20:45  
みずほ 17:16 なし 16:58 なし 18:40 20:15
21:03
ひかり490号置き換え
さくら 17:38 川内 18:22 なし 19:00 21:44  
みずほ 18:16 なし 18:58 なし 19:35 19:40 22:20
22:03
 
さくら 18:38 川内 19:22 なし 20:04 22:49  
さくら 19:12 川内 19:58 なし 20:40  23:25  
みずほ 20:00 川内 20:48 なし 21:11
21:24
23:47 のぞみ600号置き換え

 博多毎時4分発は0分発に「のぞみ」が前に出ているので「ひかり」タイプとなるだろうし、毎時4分発でないものが「みずほ」であることが考えられる。

 博多始発「のぞみ」の増発の背景としては「ひかり Rail Star」がこれ以上増やせないためということでもある。しかし九州新幹線直通という需要を手にした今、一部16連「のぞみ」の置き換えも考えられなくはない(東海道区間は東海道「のぞみ」で、新大阪で2分停車のものは「みずほ」で速達化することにより、新大阪で「のぞみ」との接続ができるようにすれば問題ない。

 山陽における「のぞみ」は2006.3.18改正で2009.3.14改正と

 16連の「のぞみ」「ひかり」をそこそこ置き換えているため、またJR西日本でも16連のN700系3000番台を依然増備していることから、300系3000番台の後釜が見当たらない中、これにより運用数を減らし、その分だけ300系は純減、という見方ができるだろうか。実質、N700系7000番台の19編成というのは、うち9編成は300系3000番台の置き換えとみなすこともできなくはない。

 また、新幹線は0時〜6時までは営業列車が運転できない。このため博多〜熊本間を走る旧「ドリームつばめ」こと深夜早朝の「有明」は、これも廃止すると熊本における博多や大阪の滞在時間が減少する。具体的には現在の熊本行き最終は現在博多発0:06だが、新幹線だと遅くても23:20頃発にしなければならない。これでは博多0時頃着下り、博多6時頃発上りに乗れなくなる。この1往復をサポートするとすれば早朝上り・深夜下り各1本の在来線特急「有明」1往復だけは残存する模様である。

 また、沿線自治体等の要望により、始発最終のみならず、朝夕に限り長洲発着の特急の存続されるとのことである。ただし、あまり本数を増やして熊本滞泊を増やすと787系が他線に回らないため、快速も戦列に加わる模様だ。


現在の航空機ダイヤについて

 参考までに航空機のダイヤについて述べる。

 伊丹〜鹿児島間:11往復が運航、始発・最終では、下りが伊丹7:55→鹿児島9:05、19:40→21:00、上りが鹿児島8:10→伊丹鹿児島9:20、19:20→20:30。

 伊丹〜熊本間:8往復が運航、下りが伊丹7:30→熊本8:35、19:50→20:55、上りが熊本8:00→伊丹9:05、18:00→19:05。

 朝は到達時刻としては新幹線が少し速くなるだけでが新幹線の方は発駅の方が早すぎる。夜は新幹線の方が圧倒的に長くまで現地に滞在できるといえるだろう。

九州新幹線(鹿児島ルート)特設サイトのページ トップへ

JR九州写真館のページ もくじへ