天使のつぶやき NO9001

免疫暴走が強毒性の鍵か 


ルフランさんのメール

免疫暴走と言えばアトピーや花粉症などの、現代病特有のものかと思っていましたが、スペイン風邪が若者の致死率の高い原因とは。


http://ubm46671.at.webry.info/200701/article_221.html

免疫暴走が強毒性の鍵か

スペイン風邪、東大が解明 H5N1型治療に貢献も

作成日時 : 2007/01/21 20:12

「紹介」免疫暴走が強毒性の鍵か スペイン風邪、東大が解明 H5N1型治療に貢献も

記事:共同通信社 :【2007年1月18日】

 1918年に世界で大流行した「スペイン風邪」の原因となったインフルエンザウイルスに感染すると、暴走的な免疫反応が起きることを、東京大医科学研究所の河岡義裕(かわおか・よしひろ)教授を中心とする国際チームがサルへの感染実験で突き止めた。18日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

 死者5000万人とも言われる同ウイルスの強い毒性の正体は謎だったが、こうした異常な免疫反応が影響した疑いが強い。

 日本でも確認され、人に感染した場合に高い致死率を示すH5N1型の高病原性鳥インフルエンザも、人や動物に異常な免疫反応を起こすことが分かっている。チームは「ウイルスによる免疫異常を妨げる方法が見つかれば、H5N1型の治療にも役立つはずだ」と指摘している。

 チームは遺伝子情報を基に人工合成したスペイン風邪ウイルスをカニクイザルに感染させ、通常のインフルエンザウイルスと症状を比較した。

 通常ウイルスに感染したサルは軽い症状が出ただけで自然に回復が始まったが、スペイン風邪ウイルスのサルは、重度の肺炎や肺出血などの症状が急激に進行し、回復の兆候はみられなかった。

 免疫などの反応を詳しく調べると、スペイン風邪のサルはウイルスの撃退に必要なインターフェロンの一種の働きが大幅に落ちる一方、炎症反応がより激しくなるなど、免疫が制御のきかない状態に陥っていたことが分かった。

 実験は厳重な防護措置が取れるカナダの施設で実施された。

▽スペイン風邪

 スペイン風邪 第1次世界大戦中の1918年から翌19年にかけて世界的に流行し、2000万-4000万人が死亡したとされる史上最悪のインフルエンザ。死者5000万人を超えていたとの推計もある。3波に分かれて流行し、致死率は通常のインフルエンザの約25倍に達した。ウイルスの遺伝子解析などから、鳥インフルエンザが変異して人への感染力を獲得したとみられている。高齢者や幼児で重症化する通常のインフルエンザとは異なり、免疫力が強い若い世代の死者が多かったとされる。